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日照・眺望が阻害されるマンションの評価:嶋内雅人のブログ
https://ameblo.jp/daigotukune/entry-12814463300.html
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│1│ 今回の評価実例:日照・眺望が阻害されるマンションの評価
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今回の案件は、弁護士さんからの依頼です。
マンションがすでに建っています。評価対象のマンションは、中層階にあります。そのマンションのベランダは南を向いています。十分な日照・眺望があります。
ところが、そのマンションの南側に、新しいマンションが建築されることになりました。新しいマンションが建築されると、日照・眺望が損なわれてしまいます。
そこで、日照・眺望が阻害されたことによって低下するであろうマンションの価格の程度について損害賠償を請求することとなりました。不動産鑑定の出番です。
評価にあたっては、低層階のマンションの取引事例を分析し、価格の低下の程度を求めました。
弁護士さんからはその後のご連絡はありませんが、依頼者の希望に沿った解決がされることを願っています。
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│2│ 不動産鑑定評価の知識:鑑定評価の方式
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不動産鑑定評価では、価格または賃料を求める方式(方法)には、原価方式・比較方式・収益方式の三方式があります。
人間が物の価値をとらえる際には、3つの観点から考えます。費用性・市場性・収益性です。
費用性とは、その物を作るのにどれだけの費用がかかったかという観点です。
市場性とは、その物が市場でどれだけの価格で取引されるかという観点です。
収益性とは、その物を使うことによってどれだけの満足が得られるかという観点です。
不動産の価格も同様の観点からとらえられます。よって、それぞれの観点に応じた方式を適用して不動産の価格を求めます。
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│3│ 編集後記
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伝言(永六輔)より
「テレビ開局50年記念といってるけど。
この50年で、これだけ堕落したジャンルって、めずらしいんじゃないかな」
確かにそうですね。私は、平日は出れびでニュースを見る程度です。休日に、何か面白い番組がないかとスイッチを入れてみますが、まるでありません。
タレントが、朝食に何を食べたとか、どんな犬を飼っているとか。どうでもいい番組ばかりです。
堕落していますねえ。
あっ、もっと堕落したジャンルがありました。国会ですよ。二世三世の世襲で無能な議員が多くいます。つまらないテレビ番組なら電源を切ればいいですが、政治はそうはいきません。
どうしたものやら。