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埋立地にはどんな危険があるのか、メルマガ147号に引き続いて取り上げます。
東京湾の埋立地の液状化について、護岸と地盤を調査して行ったある予測によると、東京湾で直下地震が起こった場合、最大で7メートルの側方流動(水平方向に地盤が動くこと)が起こるということがわかりました。
南海トラフ沿いの巨大海溝地震が起きた場合は、石油がタンクから溢れて海上に流出するリスクがあります。長周期地震動によって、東京湾全体のタンクのおよそ10%から石油が溢れるという試算もあります。
国土交通省の「臨海部の地震被災影響検討委員会」(2009年)では、仮に京浜臨海地区から重油が流出した場合の影響が報告されています。
夏では重油が北東に流れ、三日間で千葉港まで届いてしまいます。冬では南西に流れ、横須賀沖にまで達します。これは、多方面にきわめて大きな影響を及ぼします。
東京湾内には、平均して200隻強の中型大型船舶が航行していますが、東京湾の航路がふさがれてしまうため、船を動かすことができなくなります。航路閉鎖は2カ月に及ぶ可能性があります。
また、海上火災が発生する可能性も否定できません。
さらに懸念されることは、首都圏での大災害に備えるための基幹的広域防災拠点が、神奈川県川崎市の東扇島という臨海部の埋立地にあるということです。
大災害時には、ここに救援物資を大型船で集積することになっています。しかし、航路がふさがれてしまえば、船が入ることができません。救援物資が入ってこなければ、防災拠点の役割を果たすことはできません。
それだけではありません。航路が封鎖された場合の経済への打撃も甚大になると予想されます。
ある試算によれば、東京湾主要四港(東京・千葉・横浜・川崎)の輸出入額は一日約900億円です。それが他産業の生産高に及ぼす負の影響(生産誘発額)は3,500億円をこえます。
油が回収されるまで、一日あたり4,000億円をこえる損害が発生しつづけることになります。
■編集後記■━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
最近は、長音記号を省略した表現を多く見かけるようになりました。「シティー」が「シティ」に、「パーティ」が「パーティ」というように。
これが、固有名詞にまで及んでいます。サンリオのキャラクターの「キティ」ですが、1949年の台風は「キティー」台風でした。アメリカのロックバンドに「ブロンディ」というのがありますが、昔のアメリカの漫画は「ブロンディー」でした。
多いのがパソコン関係です。「プリンタ」「コンピュータ」「サーバ」等々。
「プリンタ」はいいとしても、「コンピュータ」って何ですか。ターがいけないのならピューもダメなのでは。いっそのこと「コンピュタ」でいいではないですか。
さらにわからないのが「サーバ」。serverを「サーバ」としています。
serがサーなのに、verがバですか。変でしょう。「サバ」でいけませんか。
工科系大学には就職支援「センタ」があったりして。
https://ameblo.jp/daigotukune/entry-12617102528.html
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