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台地での浸水被害:不動産鑑定士嶋内雅人のブログ
https://ameblo.jp/daigotukune/entry-12303932604.html
地球温暖化の影響でしょうか。激しい雨とそれにより発生する土砂災害の件数が増えているように感じます。
東京の多摩地区の丘陵部・名古屋市の東部や春日井市にかけての地区・大阪の香里や千里丘陵地区など、大都市周辺の新しい都市地域の大部分は丘陵地や台地を大規模に造成した宅地です。
このような台地での水害が、各地で増えています。
水害は、以前は海抜ゼロメートル地帯や河川沿いの低地に起きていました。しかし、大都市周辺が都市化されるにつれて、川がないはずの台地や丘陵地でも、発生するようになりました。
台地の水害は、短時間の集中豪雨の時に発生します。低地の場合のように、水が長期間たまったままになることはありません。
豪雨があると、地表水が四方から一期に集まって、道路は川のようになります。これは、都市化によって道路が舗装され、また宅地化が進んだためだと考えられます。
すなわち、以前は雨水が水田にたまったり、地面にしみ込んだりしていましたが、これができなくなったためです。
また、もともと水が集まりやすい僅かに窪んだ土地が宅地化されてしまったため、そこに雨水が一度に集中するのです。
では、その僅かに窪んだ土地とはどういうところでしょうか。
台地の上は平坦ですので、僅かに窪んだ土地はそのまま造成されるケースが多く見受けられます。そうであってもその範囲が狭ければ、余り問題にはならないでしょう。
しかし、範囲が広くて台地の面積も広いと、広い範囲から水が集まり問題となります。
関東地方では、台地の表面を何層ものローム層がおおっています。そこでは、ローム層が堆積する前や堆積した後にその土地が浸食されて、浅くて広い水路状の窪地が形成されています。
台地を広域にわたって造成したところでは、このような地形があることでしょう。ただし、その場合であっても、排水溝の容量が十分に大きいとか、造成した地域の中に雨水を一時的にためる調整池がつくられているところでは、問題は起こりにくいようです。
■編集後記■━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
全国青年税理士連盟の第50回定時総会が、8月6日に名古屋で開かれました。
結成50年とのことで、今までの歩みを振り返る座談会も開かれました。納税者の権利擁護に奮闘してきた歴史に、私も思いを新たにしました。
今年も韓国税務士考試会の代表の方々がお見えになりました。両国の政府間では様々な問題がありますが、民間レベルでの交流が続いているのは、貴重なことだと思います。
さて、総会が終われば懇親会です。あちこちで、旧交を温めあう光景がみられました。
酒を酌み交わし、みんな赤い顔になって語り合い、楽しい時が過ぎていきました。
ことわざにありましたね。酒に交われば赤くなると。アレッ?!