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面積はっきり 地区は限定:不動産鑑定士嶋内雅人のブログ

https://ameblo.jp/daigotukune/entry-12354061205.html


「広大地」は、「普通住宅地区等に所在する土地で、各自治体が定める開発許可を要する面積基準以上のもの」とされていました。

「地積規模の大きな宅地評価」では、この点が大きくかわります。今回は、どのようにかわって、どのような土地に適用されるのかを説明します。

2点あります。

(1)面積基準がはっきりした。
三大都市圏においては500㎡以上の地積の宅地、それ以外の地域においては1,000㎡以上の宅地に適用されます。

広大地は、三大都市圏の市街化区域では通常は500㎡以上、それ以外の市街化区域では1,000㎡以上とされていました。また、非線引都市計画区域では3,000㎡以上とされていました。

広大地は、都市計画法の開発許可を念頭においていましたが、地積規模の大きな宅地評価では、面積基準についてはこの点には触れていません。

(2)適用される地区が限定された。
財産評価基本通達によって、普通商業・併用住宅地区及び普通住宅地区として定められた地域に所在する土地について適用されます。路線価図の地区区分の表示では、○印及び無印の地域に限定されます。

なお、倍率地域に所在する宅地(大規模工場用地に該当する宅地を除く)については、普通住宅地区に所在するものとして扱います。

路線価地域は、7地区に区分されています。すなわち、ビル街地区、高度商業地区、繁華街地区、普通商業・併用住宅地区、中小工場地区、大工場地区です。

地積規模の大きな宅地評価では、このうち2つの地区に限定されました。

広大地では、地区の限定はありませんでした。もっとも、ビル街地区、高度商業地区、繁華街地区、大工場地区は、容積率等の関係から適用できる例は非常に少なかったものと思われます。


編集後記
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決定版無名人名語録 聞いちゃった!(永六輔著)より

「五臓六腑にビールがしみわたるなら、五臓六腑を固有名詞で言ってみな。…言えないよ、ひとつだけ身体には無いものが数えてあるんだから」

調べてみました。コトバンクでは「五臓とは肝、心、脾、肺、腎の5つ、六腑とは大腸、小腸、胆、胃、三焦、膀胱の6つをいう」となっています。

身体にはないものは、三焦ですね。

同じくコトバンクでは、「三つの熱源の意で、上焦は横隔膜より上部、中焦は上腹部、下焦はへそ以下にあり、体温を保つために絶えず熱を発生している器官とされる」だそうです。

ふ~ん、そうだったのか。

ところで、しみわたるという表現はどうでしょうか。心臓にビールがしみわたると心臓マヒになりそうです。肺では、むせそうです。

でも、膀胱はわかります。トイレが近くなりますから。でも「しみわたる」だと、なんだか漏らしたみたい。