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高圧線下地:不動産鑑定士嶋内雅人のブログ

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高圧線の下にある宅地は、それだけで心理的な不安感や不快感を伴います。最近では、電磁波に対しての健康上の悪影響を懸念する人も多いでしょう。

また、その状況によっては土地の最有効使用が妨げられる場合もあります。

後者の例として、土地の上空を高圧線が通貨していなかったならば5階建の建築物を建築できるはずが、高圧線の影響によって4階建に制限されてしまう場合があります。

そして、高圧線による価格への影響は土地の用途によって異なると考えられます。

すなわち、一般的には、大工場地域に存している土地は住宅地域内にある土地に比べ、高圧線が存在することによって快適さへの影響度は少ないでしょう。

また、商業地域にある土地と比べた場合でも、大工場地にある土地は使用可能な容積率が低いため、建物の建築可能階層への影響度は少ないと考えられるからです。

ただし、次回以降に述べるように、高圧線の電圧が17万ボルトを超えるような場合には、その真下及び高圧線からの水平距離が3メートル以内に建物を建築することができないとされています。

したがって、以上述べたことはごく一般的なケースを想定したものと理解すべきです。

このように、高圧線の下にある宅地は、一般的には高圧線が通過していない状態での宅地に比べて相応の減価が発生します。

次回以降は、高圧線が通貨していることによる土地の利用制限について述べた後、減価率を考えてみます。


■編集後記■━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………


2年余りメルマガの配信を休んでしまいました。コロナで在宅勤務やら時差出勤やらが始まって、勤務時間が乱れてしまったからです。

中断まではルーティンワークの一つとしてメルマガを配信していましたが、勤務時間が乱れるとダメですね。ルーティンワークではなくなってしまいました。

一度中断すると再開するのは難しいものです。

中断すると再開するのが難しいものといえば、禁煙でしょうか。私はタバコを吸いませんが、禁煙が続かなかったという人の話を耳にすることがあります。

それでも彼らに言わせると、禁煙は簡単なのだか。

なぜか。人によっては「私は禁煙を10回もしたことがある。10回もできるのだから、簡単だ」とか。

いやいや、禁煙を10回も断念したのでしょう?

私もこうならないように、一度メルマガを再開するからには続けるつもりです。「再開なんて簡単だ。私は10回も再開したことがある」とならないように。

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