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地盤の液状化4:不動産鑑定士嶋内雅人のブログ
https://ameblo.jp/daigotukune/entry-12814542639.html
1995年の阪神・淡路大震災でも、湾岸地域を中心に地盤の液状化が発生しました。
古い埋立地の被害が大きかったのですが、ポートアイランドや六甲アイランドなどの新しい人工島でも大規模な液状化が発生し、港湾の施設に大きな被害が生じました。
ポートアイランドでは、地震の直後に大量の水と砂が噴き出して地表が水浸しになりました。水害に襲われたかのような惨状でした。水が引くと、噴き出した砂が地表を覆い、風で舞い上げられ視界をさえぎるほどだったといいます。
液状化は地盤を沈下させますので、建物と地表との間に段差が生じたところが多くみられました。
ポートアイランドと神戸市の中心街の三ノ宮を結ぶポートライナーの橋脚も、周辺の地盤が沈下したため抜け上がりました。地盤は、平均で50㎝、最大で1m以上沈下したそうです。
ポートアイランドには、高層のホテルや国際会議場・高層のマンションなどが建設されています。しかし、激しい液状化にもかかわらず、これらの建物には一見して顕著な被害がみられません。
これは、建物の支持杭が、深さ40mの洪積世の砂礫層にまで打ち込まれていたためと考えられます。
さて、液状化の被害は構造物を浮き上がらせたり、沈下させたりするだけではありません。
新潟地震や日本海中部地震では、地盤が数mも水平に移動したことが判明しています。地盤全体が、液体のように水平に移動したのです。
そのため、杭で支えられていた建物を建て替えのために杭を掘り出したところ、ほとんどの杭が途中で折れ曲がっていたことがわかりました。
ポートアイランドは、花崗岩が風化した砂質土を六甲山地から削り取り、大規模に海を埋め立てて造成した人工島です。それゆえ、強い地震動が襲えば、たちまち液状化が発生したのです。地下の杭の状態が心配です。
液状化によって、港湾施設にも大きな被害がありました。岸壁が海側にはみ出したり、エプロン部で地盤の沈下や陥没が発生したりと、神戸港全体で約80%の岸壁が全半壊し、日本最大の貿易港としての機能が麻痺しました。
■編集後記■━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
私が講師を務めた、神奈川税経新人会の学習会「相続税不動産評価の問題点」が無事終了しました。
今秋の仙台全国研究集会のプレ発表としての開催です。
資料がかなり大部になりましたので、全部を取り上げることはできませんでした。本番はもっと時間が長くなるので、取り上げる範囲は広くなりそうです。
しかし、その後、国税庁がマンションの相続税評価について通達案を公表しています。これについては若干でも触れる必要がありそうです。
本番まで一か月半ほど。検討する事項がまだありそうです。