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土地・建物の評価(賃貸等不動産の時価開示):不動産鑑定士嶋内雅人のブログ
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12824454335
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│1│ 今回の評価実例:土地・建物の評価(賃貸等不動産の時価開示)
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会計分野で、賃貸等不動産の時価開示というものがあります。
上場会社等が所有する不動産で、自社で使用していないものについて、その時価を貸借対照表に注記するものです。ただし、貸借対照表の価格は書き換えません。
本件対象不動産は、医療・介護等の事業を行う会社が所有している土地とその上にある建物です。その建物を他の複数の会社に賃貸しています。建物の延べ面積は2,000㎡を超えます。
自社で使用していないため、時価開示の対象になります。ただし、対象不動産はごく普通の土地・建物で特筆すべき点はありませんでした。
賃貸等不動産の時価開示については、相続税路線価による評価額が用いられることもあります。しかし、本件のような大規模な土地・建物については、不動産鑑定評価が活用されます。
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│2│ 不動産鑑定評価の知識:地価調査
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都道府県地価調査は、国土利用計画法による土地取引規制における価格審査の規準及び同法に基づく規制区域内の土地の取引価格の算定の規準とすることを目的としています。
各年7月1日時点における基準地の正常な価格を調査公表します。
都道府県地価調査は、地価公示を実施している区域を含む全国において実施されており、実質的に地価公示制度を補完する役割を担っています
。
都道府県地価調査における各基準地の正常な価格は、不動産鑑定士による鑑定評価によって調査され公表されています。
今年の地価調査は、9月19日に公表されました。国土交通省は、次のように概括しています。
令和5年都道府県地価調査においては、新型コロナの影響で弱含んでいた地価は、景気が緩やかに回復する中、地域や用途により差があるものの、三大都市圏を中心に上昇が拡大するとともに、地方圏においても住宅地、商業地ともに
平均で上昇に転じるなど、地価の回復傾向が全国的に進んだ。
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│3│ 編集後記
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聞いちゃった!(永六輔)より
「ハムレットの親父って、寝ている時に耳に毒を入れられて死んじゃうじゃな い。
……アレ、死なないって、耳鼻科の先生がいってたけど……。
シェークスピアは死んじゃってるし……」
そう、これを読んだときに不思議に思いましたし、今でも思います。
耳に何かを入れられたときに、目を覚ましそうです。また、鼓膜もあるから毒薬は耳道にとどまります。
鼓膜を破るような毒薬なら、なおさら目を覚ますでしょう。どういうことだろう?